2014年11月25日火曜日

Bosch O2センサー 取り付けガイド

お世話になっております。にわとり商店です。

セラも誕生からそろそろ35周年ということで、
調子が悪くなっている個体もあるかと思います。

修理・交換しようにも純正部品は欠品が多く、また長期保管により高価になっています。

また、社外の汎用品であっても
セラに適合するかどうかは各メーカーでも確認していないところが多く、
適合リストに名前すら載らないことが多々あります。

にわとり商店では各種部品の純正品番から適合を確認し、
実車で取り付け確認を行ってから、販売しています。

O2センサーについても、
セラの純正品番に対応するものを、
実車に取り付け、動作確認の上、販売しています。

ネットショップに掲載していますので、こちらからご注文ください。

エキマニに差し込んであるO2センサーは
排ガス内に含まれる酸素量を測り、
燃料噴出量を調整するためのセンサーですが、
取り付け位置の関係から
年数がたつとどうしても排ガスにまみれ正確な値が出せなくなっていきます。

左が7万キロ走行の純正です。

燃費が悪くなってきた、排ガスのにおいがきついなどの症状がある方は
交換をオススメします。

交換手順は難易度は低いのですが、
取り付け位置の関係上、熱とさびで固着している可能性が高いため、
十分に潤滑剤を浸透させてから作業してください。
自信のない方は自動車修理工場に依頼されることをおすすめします。

※ご注意
やけどの可能性があるため、作業はエンジンが十分に冷えてから行ってください。
エキマニが熱い状態で潤滑剤を吹き付けると火災の危険性もあります。
十分にご注意ください。

(1)カプラー取り外し

O2センサーのカプラーはラジエーターのファンシュラウドの爪に引っかかっています。
カプラーの爪を細いマイナスドライバーで押しながら
カプラーを外してください。

(2)エキマニ遮熱板取り外し


O2センサーを取り外す場合、専用のツール(O2センサーソケット)があれば、
エキマニ遮熱板が付いたまま外すことができます。
無い場合は遮熱板を取れば、22ミリのめがねレンチで外すことができます。
遮熱板取り外しはエンジンルーム開けてすぐ見える上部のネジと、
エキマニ下部にあるネジの計4本を外すだけです。
ただし、固着している可能性が高いため、十分に潤滑剤を吹き付けてから作業してください。

ネジを緩めると手前に引き出せます。
遮熱板にあいている穴にO2センサー、O2センサーのカプラーを通して取り外してください。
なお、ラジエーターのフィンをつぶす可能性がありますので、
ラジエーターを段ボールなどで養生しておいてください。

(3)O2センサー取り外し

十分に潤滑剤を浸透させた後、
O2センサー本体にめがねレンチをかけて外してください。
画像は取り外した平成2年式、7万キロ走行のO2センサーです。
すすが大量に付着しています。

(5)新O2センサー接続

新しいO2センサーは汎用品のため、配線をつなぎかえる必要があります。
純正の配線を切断し、付属の圧着端子と収縮チューブで接続してください。
圧着工具が無い場合は半田付けをするなど、確実な接続をお願いします。
配線は1本のみです。
ギボシでの接続は高温になる部分ですので、避けてください。

(6)O2センサー取り付け、遮熱板取り付け
配線を接続したO2センサーと、遮熱板を取り付けてください。
O2センサーにはグリスが塗ってありますが、
固着防止のためのグリスですので、ふき取らずにそのまま締め付けてください。

また、O2センサーのカプラーをラジエーターファンの爪に引っ掛けてください。
カプラーが固定されていないと高温のエキマニに当たって配線が焼ける場合があります。
ご注意ください。

(7)ECUリセット
必要があるかは賛否両論なのですが、
センサーが変わっているため、一度ECUの学習内容をリセットするとよい、という情報があります。
数時間バッテリーを外して置いた後、
数分間アクセルに触れずにアイドリングする、というものです。
セラ純正であれば消えるのは時計ぐらいですが、
ナビやオーディオなど設定が消えてしまいますので、ご検討の上、実施してください。

お疲れ様でした。