当店のネットショップで販売しています。
セラの年式により部品が異なります。
・前期・中期(メーターにシートベルト警告灯が「無い」)
・後期(メーターにシートベルト警告灯が「有る」)
ドアダンパー交換後の跳ね上がる様子です。
(1)アンダーカバー取り外し
ドアダンパー下部の取り付け部分はカバーで隠されています。
ボルト一本とクリップで止まっていますので、
プラスドライバーでボルトを外したあと、手前に引っ張って外してください。
(2)ドアを支える
ドアダンパーを外すとドアが落ちてきますが、
かなりの重量があります。
怪我の恐れがありますので、しっかりとした支えをしてください。
私はタイダウンで天井からドアハンドルを吊った上で、専用の台座で支えています。
長時間人の手で支えることは困難ですので、
椅子にうまく載せるなどしてください。
(3)上部ボルト緩め
ドアダンパー上部のボルトを緩めます。
スペースの都合上、17mmスパナしか使えません。
写真では付いてませんが、純正ダンパーはゴムカバーが付いています。
10mmレンチでゴムを止めているナットを外し、ゴムカバーをめくってレンチをかけてください。
なお、純正ダンパー組み付け時にはネジロック剤を塗布してあるため、
非常に硬く固着しています。
精度のよい長いスパナを使うなど、取り外しにはご注意ください。
小さいバーナーで配線をしっかりよけて炙るとネジロックが溶けて緩みやすくなります。
すべて外してしまうとドア下部を外すのに支障があるため、ここでは緩めるだけにしてください。
(4)下部ボルト取り外し
下部は2本のボルトで止まっています。
12mmのソケットレンチで外してください。
ボルトに荷重がかかった状態で緩めるとボルトを破損する可能性があります。
肩にドアを乗せて、少しドアを持ち上げるようにすると軽く緩みます。
ドアの支えがうまくいっていることを確認の上、ボルトを抜き取ってください。
また、上側のボルトも取り外してください。
上下のボルトを取り外すとダンパーが外れます。
普段開くより少し多めにドアを持ち上げると、ダンパーを取り出すことができます。
ドアをしっかり持ち上げないとステー下部がサイドシルに当たって、
塗装を削ることがありますのでご注意ください。
(5)新ダンパー取り付け
新ダンパーはまず付属のワッシャーをはさみ、上部から取り付けてください。
ここでも17mmスパナしか使えません。
しっかり締め付けてください。
(6)下部ステー取り付け
新ダンパーは左右共用のため、下部のステーを回して、向きを合わせます。
ダンパーシャフトをしっかりつかみ、14mmレンチでロックナットを緩めてください。
緩めた状態で下部ステーの向きを合わせます。
向きを合わせたら、外した2本の純正ボルトを締めなおします。
取り付け後、ロックナットを締め付けてください。
カバーを取り付けると、作業は完了です。
特にカバーの加工は必要ありません。
これで、大きく開くドアが復活します。
ドア内部の温度補償ステーの支点移動をしていると
反発力が強すぎる場合があります。
この場合は温度補償ステーを純正位置に戻してください。
お疲れ様でした。